日本の歴史的灯台

角島灯台
角島灯台

 

所在地 山口県下関市
点灯年月日 明治9年3月1日
塗色 なし
構造 円形・石造
光り方 単閃白光毎5秒に1閃光
光りの強さ 670,000cd
光りが届く距離 18.5海里
構造物の高さ 29.62m
海面から
光りまでの高さ
44.66m
レンズ 第1等レンズ
水銀槽式回転機械
電源 商用電源

 灯台建設位置は、海抜わずか13mの低地であることから、当時としては数少ない高い塔となっている。
 地上30mの塔は、24mの高さまで荒磨きの花崗切石の装石積となし、上部は切込みを入れた切石を装飾的に配し、柔らかい感じを出している美麗なものである。石材は県内の徳山産。
 設計者は、R・H・ブラントンである。
 灯塔内部は、やはり花崗切石で、105段の螺旋階段が外壁と巧妙に組み合わせられて堅固な造りとなり、細部にまで行き届いた造作が施されている。

 平成7年度耐震補強にあわせた保全が実施された。

 

 日本海側に最初に設置された洋式灯台として,近代の航路標識の整備の展開を知る上で重要であるとして、令和2年12月23日、重要文化財に指定された。

 

 


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