のぼれる灯台16 観音埼灯台(かんのんさき)(神奈川県横須賀市)



海上交通の大動脈、浦賀水道を航行する船舶の安全を見守る灯台です。

日本の西洋式灯台の歴史はここから始まりました。

夜の観音埼灯台

観音埼灯台レンズ

東京湾を航行する船舶と観音埼灯台


観音埼灯台(かんのんさき)

参観寄付金(中学生以上)300円小学生以下、障がい者(介助が必要な方は、介助者1人まで)の方はいただきません。

参観時間 3月~9月
土日等 8:30~17:00*
平 日 9:00~16:30*

10月~2月
土日等 8:30~16:00*
平 日 9:00~16:00*

入場は参観終了時刻*の20分前までにお願いします。

観音埼支所 Tel:046-841-0311
位置 北緯  35度15分22秒
東経 139度44分43秒
塗色・構造 白色 塔形(コンクリート造)
灯質 群せん白光
毎15秒に2せん光
光度 77,000カンデラ
光達距離 19.0海里(約35km)
明弧 152度から17度まで
高さ 地上から構造物の頂部まで
 19メートル
平均水面上から灯火まで
 56メートル
地上から灯火まで
 15メートル
点灯年月日 明治2年1月1日
観音埼灯台(かんのんさき)
観音埼灯台(かんのんさき)
観音埼灯台(かんのんさき)

 観音埼は、三浦半島の東端に位置し、対岸の房総半島とともに東京湾の入口を形作っております。 眼前の浦賀水道は、わずか3,5キロメートルの狭水道で、世界でも有数の船舶の輻輳する、海上交通路の大動脈です。 バスの終点、観音埼から海岸沿いに灯台への道は、自然の原生林のトンネルで、登りつめると、視界が開け、 東京湾と太平洋が飛び込んできます。そこに、白亜の八角形の灯台がそびえ、 眼下の浦賀水道航路には、灯台を指針にして東京湾に出入りする、あらゆる種類の船を見ることができます。 観音埼灯台は西洋文化の魁です。開国の時一番最初に建設された灯台です。当時洋式灯台建設の技術がないので、 フランスと英国に灯台建設の技術とレンズや機械の購入を依頼しましたが徳川幕府の崩壊により明治政府がこの仕事を引き継ぎ、 横須賀製鉄所(造船所)御雇のフランス人首長フランソワ・レオン・ヴェルニーの手によって、 明治2年1月1日、我が国最初の洋式灯台として誕生しました。当時の建物は、レンガ造りの四角い洋館建てで、 屋上に灯塔を設けたフランス風の優雅なものでした。使用されたレンガは、六万四千六百枚、ヴェルニーの伝授で 横須賀製鉄所で焼き上げられました。しかし、大正11年の地震で倒壊し、翌12年コンクリート造りの灯台に生まれ変わりました。 同年9月1日の関東大震災で被災し再度大正14年6月1日建て替えられました。
 これが現在の灯台で三代目に当たります。灯台の光りは77,000力ンデラで19海里(約35km)とどきます。

 

●観音埼灯台リーフレット

 観音埼灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

 

 

●灯台へのアクセス

☆鉄道・バス等
 ・京浜急行電鉄浦賀駅下車
  浦賀駅~(京浜急行バス浦賀線)~観音崎下車(約20分)、徒歩約10分

  JR横須賀駅~(京浜急行バス市内線)~観音崎下車(約40分)、徒歩約10分

☆自動車
 ・横浜横須賀道路馬堀海岸IC~国道16号経由 約5分 徒歩5分

灯台ONEタップビュー ~ぐるっと360°

第三管区海上保安本部のホームページに移動します。

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