のぼれる灯台16 御前埼灯台(おまえさき)(静岡県御前崎市)

静岡県最南端の風と光の岬にそびえるレンガ造の歴史的灯台です。

2021年(令和3年)8月2日、国の重要文化財に指定されました。

灯台から富士山を望む

御前埼灯台のレンズ

夕暮れの御前埼灯台


御前埼灯台(おまえさき)

参観寄付金(中学生以上)300円小学生以下、障がい者(介助が必要な方は、介助者1人まで)の方はいただきません。

参観時間 3月~10月
土日等 9:00~16:30*
平 日 9:00~16:00*

11月~2月 9:00~16:00*

入場は参観終了時刻*の15分前までにお願いします。

御前埼支所 Tel:0548-63-2550 
位置 北緯  34度35分45秒
東経 138度13分33秒
塗色・構造 白色 塔型(レンガ造)
灯質 単せん白光
毎10秒に1せん光
光度 560,000カンデラ
光達距離 19.5海里(約36km)
明弧 221度から104度まで
高さ 地上から灯塔の頂部まで
 22メートル
平均水面上から灯火まで
 54メートル
地上から灯火まで
 17メートル

点灯年月日 明治7年5月1日
御前埼灯台(おまえさき)
御前埼灯台(おまえさき)
御前埼灯台(おまえさき)

 駿河湾と遠州灘を二分して、太平洋に突出した岬の先端にあるのが御前埼灯台です。 黒潮と駿河湾の瀬流が、激しくぶつかり合う上に、御前岩を初め多くの暗礁が散在在しており、 昔から海の難所として、船人に恐れられていました。
 寛永12年(1635年)御前埼灯台の場所に「見尾火灯明台(高さ2.8メートルで3.6メートル四方の建物で、 海上から見える三面を油障子で囲み、中央に油灯を置き、灯明番として、村人を賦役・油代と障子張紙代が、 幕府から支給)」が設置され、240年余続いたのですが、明治4年4月8日、旧幕府が建造した軍艦が、 灯明台沖合いのセイゴ根に座礁したため、明治政府は事態を重視して、高さ5メートルの台に2.6メートル・ 八角形のガラス張りの灯室のある灯明台に改良し、灯明台専任の勤番を置き、下役5名を灯明堂近くの五軒長屋に住まわせましたが、 僅かな年数で西洋式の灯台に生まれ変わりました。
 明治5年に、お雇い外人英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの指導のもとに工事が開始され、 同7年5月1日、点灯を開始。その時のレンズはフランス製の美しい八面構成の、回転式一等レンズで我が国最初のものでしたが、 第二次世界大戦の時に、(昭和20年7月24日からの)艦載機と艦砲射撃によって、レンズや灯器が破壊され、 灯塔に無数の銃弾を浴びたため、戦災復旧工事(昭和24年3月24日)が行われ明治の面影をとどめる美しい灯台に戻っています。 灯台の光りは、560,000力ンデラで19.5海里(約36km)とどきます。

 

●御前埼灯台リーフレット

 御前埼灯台リーフレットをPDFで公開しています。画像をクリックして下さい。

 

 

●灯台へのアクセス

☆鉄道・バス
 ・JR東海道本線菊川駅下車
  菊川駅前~(静鉄バス菊川浜岡線)~浜岡営業所下車(約40分)~(静鉄バス御前崎市内線)~御前崎海洋センター下車(約30分)、徒歩約10分
 ・JR東海道本線静岡駅下車
  静岡駅~(静鉄バス日本平線)~相良営業所(約1時間10分)~(静鉄バス相良御前崎線)~御前崎海洋センター下車(約25分)、徒歩約10分

☆自動車
 ・東名高速道路相良牧ノ原IC~国道473号、県道241号、240号経由 約30分
 ・東名高速道路吉田I C~国道150号、県道241号、240号経由 約40分

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